耐震性が高い家とは
2018.10.19

地震が起こった時や、強い風が吹いた時、建物は縦方向や横方向に強い力を受けます。
また、そのような力がかからなくても、常に上から下に荷重はかかっていて、常時2階の荷重は1階に流れ、またそれを地盤面に流しています。
・地震や風で力が建物にかかった時に建物が踏ん張って耐えること
・上下方向の力の流れがスムーズであること
以上のことが「耐震性の高い家」の条件になります。
その条件を満たすために、建物の形は「単純であるほどよい」と考えられています。
それでは「単純な形」とはどのような形をいうのでしょうか。
単純な形とは、長方形を代表とする「整形」をいいます。この長方形に近いシンプルな形が「地震に強い形」です。反対に凹凸の多い形は複雑な形となります。
「複雑な形の例」を見ると、凸凹が多い形をしています。こういう複雑な形状をしていると、例えば横からの力を受けた時に、家が一体となって踏ん張れず、ある部分に力が集中してそこにねじれが生じ、その部分から損壊が始まるなど、弱点になってしまう可能性があります。
次に立面形状について見ていきましょう。立面形状とは、建物を正面からみた形を言います。
シンプルな長方形ですので単純な形と言えます。立面形状も平面と同じで、長方形に近いシンプルな形が地震に強い形です。例えば1・2階が全く同じ形の総2階になっている形は、全体でみればばシンプルな長方形ですので単純な形と言えます。
複雑な形の方だと、2階は1階の中央ではなく、片側に偏ってのっています。
このように、2階の荷重を受ける1階部分がない形は、上の荷重がスムーズに下に流れず、建物のどこかに負担をかけています。
大きな地震が起きた時、ここが弱点となり倒壊・崩壊を招く危険性を持っています。
この図面はマエムラのおうちの図面です。キレイなカタチをしていますね!
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