住宅の買い時は?早い方がいい?様子を見るのが正解?
2017.10.22
お客様をご案内差し上げている時によく感じることが1つあります。
大きな買い物ですから、皆様一番気にされているのがもちろん価格の事。
立地等、様々な条件を考慮されている方も、ほとんどの方が最終的には「そもそも自分たちに払っていけるだろうか」ということに行きつきます。
ここについてはまた別の機会に取り上げようと思うのですが、今回ご紹介したいのが、意外と皆様見落としている『買い時』の事。
これは住宅(弊社の場合、主に土地建物の事を指しますが)の価格そのものよりも、場合によっては支払いに大きな影響を及ぼすことがあります。
住宅購入の際、現金一括払いをされる方は別として、ほとんどのお客様が住宅ローンを利用されます。
ここで現金払いと大きく違うのは「金利が発生する」こと。
お金を借りれば利息が発生するのは何も特別なことではないのですが、注意しておきたいのがこの金利というものは不変ではないという事。
金利の変動に影響する要因として様々なものがあるのですが、一番大きな要因は景気の状況。
好景気の時は金融機関の金利は上昇傾向になり、逆に景気が低迷している時は金利は低くなる、と言われています。
金利が上がれば総支払額ももちろん増えてしまうのですが、具体的にはどれくらい影響があるのでしょうか?
一つの例で見てみましょう。
約10年前、2006年のA銀行の金利(10年固定)は2.85%でした。
それが同じA銀行の2017年10月現在の金利は1.1%にまで下がっています。
それを比較してみますと
(前提:2000万円借入 35年払い ボーナス払い無し)
金利2.85%の時
月々75,305円 返済総額31,628,346円 利息分11,628,346円
金利1.1%の時
月々57,394円 返済総額24,105,486円 利息分 4,105,486円
となります。
金利自体で見ますとちょっとの差に思える数字も、実際に金額に直してみると、月々の返済額は約18,000円、払い終わった時点での差額はなんと約750万円も差が出てしまいます。
いかに現在の金利が安いのか、この結果からお分かり頂けると思います。
そしてこの金利が不変であるという保証はどこにもありません。
この低金利状態は現在横ばいで推移しており、今が住宅の買い時と言われているのはその為なのです。
住宅購入で悩んでいるうちに、金利も消費税もアップしてしまった…買えたはずのお家が買えなくなってしまった…とならないうちに、お早目のご決断を私たちはおすすめしています。