建物だけじゃない!土地の特徴も知っておきましょう。
2018.12.17
師走も中盤、いかがお過ごしですか?
年の瀬は何かとせわしなく、道路事情も段々と普段の様相からは変わってきているように感じます。
みなさま、どうか安全運転でお過ごしください。
今回はここ最近ずっとお伝えしてきました金利やお金のお話はちょっと休憩しまして、住宅選びの際に知っておいて損はしない土地の話題を取り上げようと思います。
住宅購入を考える際に、一番重要視していることはなんですか?
価格、日当たり、周辺環境、敷地の広さ、建物の外観、間取り…等、検討しなければいけない材料はたくさんあります。
その中で、「敷地と道路の位置関係」について考えたことはありますか?
家を買うのに道路が何の関係があるのか…とお思いになるかもしれませんが、なかなかこれが重要なウエイトを占めていたりするのです。
以下に、敷地と道路の位置関係による特徴(一般論)と、筆者の個人的意見も交えつつご紹介していこうと思います。
①南道路(敷地の南側に道路がある)の土地
まず、前提として道路と敷地の位置関係は日当たりに大きく関係していることを知っておかなければいけません。
そして当たり前ですが、太陽は東から昇り、南を通って西に沈む…という事も頭の片隅に押さえつつお読みください。
南道路の土地は、一般的には北道路の土地よりも価値があるとされます。それは敷地の南側が道路であるため、道路の上に建物が建つことがないので、日当たりを確保しやすいという特徴があるためです。
敷地の北側に建物を寄せて建築すれば日当たりの良い庭先を確保することが出来、屋内にも光を取り込みやすくなるでしょう。
②北道路(敷地の北側に道路がある)の土地
では北道路の土地は悪い土地なのでしょうか?これが土地の形状によってはそうとも言い切れないのです。
例えば南北に縦長の北道路の土地があったとします。北に駐車場のスペースを確保しつつ建物を可能な限り北に配置すれば南にお庭を作ることが出来ます。
このお庭は、道路から見て建物が目隠しになっているため、完全にプライベートな空間として活きてきます。(筆者はこういった理由から北道路の土地の方が好きです…)
③東南角地
この手の話題に明るい方はよく聞く言葉でしょう。
良くネットなどで「東南角地(東側と南側に道路が通っている角地の事。)は最高!!」などと謳われている事が多いので、土地探しの際に重要視している方も多いのではないでしょうか?
東南角地が人気の理由として、朝日と日中の太陽の光を確保しやすいという事が挙げられます。
先述の南道路+αといったところでしょうか。
④東道路、西道路
東道路は朝日を、西道路は夕方の西日を取り込みやすく、一般的には東道路の土地の方が評価が高いです。
しかし、建物の配置次第である程度の修正が出来ます。
例えば西道路の土地ではあるが、敷地にある程度の広さがあれば北西に建物を配置することで、南と東にスペースを確保することが出来ます。
東側や南側にどのような高さの建物が建っているかにも依りますが、これで朝日から日中の日当たりまで確保することは充分に可能です。
結局、何道路の土地が良いのか
住宅は大きな買い物です。
真剣に検討されている方にとって、インターネットや書籍で情報を調べ、理想の土地を探そうとすることは至極当然の行為だと思います。
ただ、一般的な考え方で設けられた価格設定などに惑わされず、「自分は、自分の家族はどういったお家、立地に住んでみたいのか」という事をまずは明確にしてください。
例え一般的には資産価値が低い土地でも、その家族ごとの理想に合った条件の良い土地はきっとあります。
ちなみに
弊社の物件は、道路の方位に関わらず日当たりをきちんと確保出来るように考えて建築されています。
ぜひお客様ご自身の目でお確かめ下さい。