持ち家?賃貸?
2022.11.14
持ち家の特徴
持ち家の場合、ローンさえ完済すれば住宅が資産となることが大きな特徴です。ローン完済後は毎月の支払いを心配することなく住み続けられます。
老後の不安解消のひとつとして持ち家を資産にしておくことは大きなメリットといえるでしょう。
また、持ち家の所有者は自分であるため、売却することはもちろん賃貸として貸し出すことで収入を得られます。
賃貸の特徴
賃貸の場合、経年劣化による修繕費用などが発生しないのが大きなメリットです。
基本的に毎月決まった家賃と更新料だけで住み続けることができるので、まとまった費用を請求されることがないのが特徴といえます。
また、住み替えが容易にできることも利点として挙げられるでしょう。結婚や転勤に伴う引っ越しであっても、賃貸契約を解除するだけで住み替えが可能です。
持ち家における住宅ローンは大きな借金ともいえるため、収入が不安定であるほか、大きな借金を背負いたくない人には賃貸が向いているといえます。
持ち家に住むデメリット
持ち家に住むデメリットとして主に以下4つが挙げられます。
●リフォームなどの修繕費がかかる
●税金や保険などの負担額が増える
●空き家問題
●住み替えがしにくい
リフォームなどの修繕費がかかる
家は時間と共に劣化していくものであり、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。特に外壁塗装や屋根の修繕、お風呂やキッチンなどの水回りについては、リフォームにまとまった費用がかかるでしょう。
木造の戸建て住宅の場合は10年~15年毎に修繕費用はかかると思ってください。
どのタイミングで修繕が必要となるか、家を買う際に資金計画をきちんと立てておくことが大切です。
税金や保険などの負担額が増える
家や土地を所有した際、固定資産税や都市計画税を支払わなくてはなりません。
固定資産税:土地や家および償却資産を所有している人に課される税金
都市計画税:市街化区域内に土地や建物を所有している人のみ課される税金
また、基本的に住宅ローンを組んだ場合には火災保険への加入が義務となっていますが、地震保険も加入している人がほとんどです。
昨今では地震や台風などの自然災害が多発しており、大きな被害を受けてしまう可能性も否定できないことを踏まえると、両方に加入しておいた方が安全といえるでしょう。
このように、家や土地を所有する際には税金や保険の費用が発生することを理解しておきましょう。
住み替えがしにくい
持ち家の場合、簡単に住み替えができないのが難点です。
というのも、売却しようとしても時間と手間がかかるのはもちろん、それ相応の費用が生じます。また、状況によってはなかなか買い手が見つからないケースも考えられるでしょう。
何かトラブルがあって持ち家を手放さなくてはならないときに、売却手続きがスムーズに進まない可能性があることを念頭に置いておくことが大切です。
賃貸に住むデメリット
賃貸に住むデメリットとして挙げられるのが主に次の3つです。
●家賃を一生払い続ける
●賃貸を更新してもらえない
●資産にはならない
家賃を一生払い続ける
賃貸の場合、住んでいる限り家賃を払い続けなくてはなりません。老後の年金生活においてはかなりの負担となります。負担が大きいと感じた際、安い賃貸に住み替えをすればよいと考える人もいるかもしれません。しかし、高齢になると審査が厳しく希望の物件を借りられないケースも少なくありません。
老後の生活を安心したものにするためにも、収入があるころからある程度の金額を貯蓄に回しておくことが大切です。
賃貸を更新してもらえない
高齢者が住んでると火の不始末やと突然死、孤独死などオーナーからすると不安なことが多々あります。
その為、高齢になると家賃の更新を断られることがあります。
高齢者向け賃貸物件も沢山ありますが、家賃相場は近辺の物件よりも高くなり老後資金を減らすリスクになりかねません。
資産にはならない
賃貸物件では、毎月家賃を幾ら払い続けたとしても資産としては残ることはありません。
また、間取りや設備なども自分好みに変更ができない点もデメリットといえるでしょう。
持ち家、賃貸それぞれにメリット・デメリットは存在します。
お客様に合わせたプランニングを行っていきますので、ぜひご相談ください。