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建売住宅と注文住宅の購入費用の違い

2017.05.22

建売住宅の価格内訳は、主に『土地・建物価格+諸費用』です。入居までにオプション品などの追加工事を行わなければ、表示されている価格以外に費用がかかることがないため、家具購入や引越し費用を含めた予算組みが立てやすくなります。
一方、注文住宅では、土地探しやハウスメーカー回り、建築デザイナーへの相談など、土地や建物にかかる費用以外の負担も多くなるため、最終的な予算を見出しにくい点があります。

また、住宅ローンを組んで住宅を購入しようとする場合に、費用負担や諸手続きの手間に差があります。

建売住宅では、土地と建物をセットで売買契約を結ぶ為、土地と建物の総額に対して一括で融資を受けることができます。
注文住宅の場合は、先に土地の代金を支払って所有権の移転を行い、それから建物の着手に入るのが一般的となっております。利用する金融機関によっては、建物完成時点で融資が実行されるため、それまでの間は「つなぎ融資」を利用しなければなりません。

『つなぎ融資』とは

住宅ローンを申し込んだとき、実際に融資がおりるまでの間に組むことができるローンのことです。住宅ローンは原則、建物が竣工しているものに融資されます。契約してから作る注文住宅の場合は、物件が完成するまで住宅ローンを組むことができません。もちろん、物件が完成するまでの間も、土地購入の費用、着工金、中間金など物件を作るのに必要な費用を支払わなければなりません。これらを自己資金でまかなうことが困難な人のために用意されているのが「つなぎ融資」です。

建売住宅は、費用をできるだけ抑え、購入から入居までの手続きを簡略化し、スムーズにマイホームを手に入れたい人に選ばれる傾向があります。建売住宅には実際の暮らしや生活動線、日当たり、風通し、家具の配置などをイメージしやすかったり、感じたりすることができるのがメリットです。

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