住宅ローン 気になる金融機関の審査
2017.08.18
マイホームを購入する際、ほとんどの方は金融機関から住宅ローンを借りることになると思います。
その際、必ず通る道が「金融機関の審査」です。
「いくらまで借りられるだろう・・・」
「年収が少ない・・・」
「勤続年数が短い・・・」
「他にも借り入れがある・・・」
「過去に支払いが滞ったことがあった・・・」
などなどご心配の方は多いと思います。
そこで、金融機関で審査される項目についてお話いたします。
一般的に住宅ローンの審査は、収入や勤務先、勤続年数などが大切と言われています。
これは、審査基準に照らして、借りる方が返済可能かどうかを判断するための大きな判断材料になるからです。
●申込時年齢と完済時年齢
年齢については、借入時年齢20歳以上70歳まで、完済時年齢は80歳までというのが一般的です。
●年収と返済比率
返済比率とは、簡単にいえば、収入に対して、住宅ローンの支払いがどのくらいの割合を占めるか。という比率です。 一般的には、25%〜30%以内が良いとされています。 目安としては、収入が300万円までは25% 300万円〜400万円で30%といわれています。 審査の申し込み時の年収でこの比率を計算し、借入希望金額が適正かどうかを判断するのです。
●勤務先の勤続年数や雇用形態
安定した収入があるほど返済能力が高いと見られるので、勤続年数が長いほど有利になります。一般的には、勤続3年以上が条件の金融機関が多いですが、最近では1年以上とする金融機関も多くみられます。また、雇用形態については派遣社員や契約社員は雇用の安定性が低いと見られ、融資対象外とする金融機関もあります。中には、契約、派遣社員用の住宅ローンを用意している金融機関もありますが、審査が厳しく、金利が高くなる傾向にあります。
●借入れ状況
返済比率を計算する際には、借りようとしている住宅ローンだけではなく、マイカーローンやカードローン、クレジットなどほかの借り入れの返済額も合計して計算されます。既に借入れがある場合は、住宅ローンの借入額が減ってしまう場合もあるので、返済比率がぎりぎりの方は、できれば事前に返済することが望ましいです。 また、カードローンなどで返済が滞った履歴があると、審査では不利になってしまいます。
●健康状態
金融機関から住宅ローンを借り入れする際には、ほとんどの場合、団体信用生命保険の加入が義務付けられています。ですので、保険に加入できるかどうかも審査の条件となるのです。 団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済中に、ローン契約者が死亡あるいは高度障害になった場合、生命保険で住宅ローンの残債を支払い、残された家族に住宅ローンを残さないための制度です。生命保険なので、極端に健康状態が悪い場合などは加入できないことがあります。
●担保物件の評価
一般的に住宅ローンの融資を受ける際には、該当する土地・建物に金融機関が抵当権をつけます。 抵当権とは、簡単に言うと、住宅ローンの借主が返済を滞らせたりしたときに、土地と建物を金融機関が差押え、売りに出したり、競売にかけたりできる権利のことです。ですから、その物件が、借入額と釣り合いが取れるかどうか、物件の評価額をもとに審査します。また、法的に住宅を建ててもいい場所か、建築基準法に則って建てられているかどうかも見られます。
以上、主な審査項目を挙げましたが、ほとんどの金融機関は借りる人ごとに詳しく審査し、判断しています。金融機関によって審査基準が違うこともあります。ですので、年収が低いから、契約社員だから。といって諦める必要はありません。そういった方でも審査に通った方はたくさんおられますので、まずは、弊社にご相談ください。